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虹の橋を渡って。 
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2010年10月26日午後4時55分 レオン永眠 

薄暗い廊下の隅にうずくまっていたので名前を呼んだら
ふらつく体で最後の力を振り絞って、私の隣に寝転がり
静かに潮が引くように逝きました。
1998年8月1日生まれ 享年12歳。



レオンが我が家に来たのは、旦那サマと一緒に暮らし始めた翌年の春。
仕事仕事の旦那サマを一人ぼっちで家で待つ寂しさに堪えかねて、
近くのペットショップで譲りますの張り紙を見たのが最初のご縁。
生後1年6ヶ月の成猫でしたが、美しい青い瞳と桃色のお口に一目ぼれして
我が家に迎えることになりました。
大好きな紙袋に入って我が家に到着してから、
いつのまにか10年という歳月が過ぎ去っていました。


一緒に暮らし始めるまであまりよい状態ではなかったのか
警戒心と我の強い感じではあったものの、すぐに慣れて
一緒のお布団で寄り添って眠ってくれるようになったときは
とてもとても嬉しかったのを今でも憶えています。
気が強く、ある意味猫らしい猫な反面
人間の言葉がわかってるのか?と感じるくらい、
リアクションや表情が豊かで、いつも笑顔の中心にはあなたがいましたね。

海苔が大好きで、猫なのに生魚はダメ。
必ず焼くか煮るかした白身のお魚をお箸で骨を取ってもらってから
パパに食べさせてもらうのが日課でしたね。
いつも隣におりこうさん座りをして催促はするものの、
テーブルの上を荒らすことは一度もしたことがなかったですね。

落ちたものは拾って食べない、
お水が汚れるとわざと自分の手を洗って新しい水を催促する。
そんなレオンを見て、どこの王子様かっ!と、
よくパパがキッチンで叫んでましたね。

私が家を空けるとたちまちゴハンを食べなくなるレオン。
パパと二人でお泊りレジャーの翌日、帰宅して
お水もゴハンも減っていないのを見たときは
二人だけで楽しんでレオンに寂しい思いをさせたことを
ものすごく後悔しました。。。

トイレやお風呂、眠るのも一緒で
パパに「人工衛星猫」と言われるくらい、
いつもいつも私にくっついていたレオン。
パソコン用のイスを取り合ったり、膝を占領されたり。
毎日が笑い声に満ち、楽しかった日々はもう戻らないのですね。
私が愛したあの青い瞳は、もう二度と開かれることはないのですね。



生きものと暮らすということは、ゴハンを食べさせ病気をしないように気を配り
その「生」に責任を持つことだと思っていました。
でも最後に行き着く先には、その「最期」を見送ることでもあるのですね。

一緒に暮らした時間が長ければ長いほど、思い出が多いほど、
愛した存在の死に向き合うと悲しみは深いです。
ふとすれば血が噴出すように膿んだ傷となって残ります。

でも私はレオンと出会って楽しく過ごした10年を、
悲しみだけを引きずって不幸せな思い出にはしたくないです。
今は涙が止まらないけれど。。。
ちゃんと見送ってあげることが、私にできる最後のお世話だと思います。


レオン、
もしも虹の橋があるのなら、ちゃんと渡れましたか?
長いようで短かった12年、幸せだったと思ってくれますか?
もう一度生まれ変わったら、またうちの子になってくれますか?

この世の唯一の存在とばかりに、いつも全力で愛してくれてありがとう。
レオンが傍に居てくれたから、乗り越えられたこともたくさんありました。

どうか安らかに眠ってください。
そして、遺された私たちを見守っていてください。。。






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